管理人 挨拶
このたび、縁ありまして「阿部隆応援ホームページ」を立ち上げる事となりました。
阿部隆氏とのご縁は25年程前「十三棋道館道場」での対局から始まった。
初手合は私の角落ちだったが、2局目は香落ちとなり、3局目は彼の香落ちとなった。
私とてその頃は学生さんだったので、そう停滞していたわけではないのだが、
彼は10級から四段までを怒涛の快進撃で駆け抜けた。
最初の頃は、はっきり言って超生意気なガキンチョ(失礼)であったのだが、
中学生となり「田中魁秀将棋教室」に通い始めてから、棋力向上に伴い
プロというものを意識しだし、対局態度といい感想戦といい紳士的になっていた。
「一芸に秀でるという事は、人格形成にもこんなに影響があるのか!」と驚嘆し、
また田中魁秀先生の教育の成果だと感心もした。
(未だに敗局後の感想戦ではこれ以前の人格が残っているようですが・・・(^^;)
その後、奨励会入りした彼とは、私のバイト先「関西将棋会館」で
ちょくちょく見かけたり、ご飯を一緒に食べたり、大学将棋部の合宿に
恥ずかしいくらいの格安料金で来てもらったりと、それなりの交流もあったのだが、
私も社会人となりほとんど年賀状だけの付き合いとなった。
その後、彼は無事四段となり棋士としての道を順調に歩み出し、
勝率的にはなかなかの成績を残しているのにもかかわらず、
「黄金世代(羽生世代)」の台頭というものがあり、
「第12回全日本プロトーナメント」で優勝もしたのだが、
何だか陰に隠れているような状態であった。
この間、私も応援はしていたものの「やはり黄金世代の壁は厚いなぁ。」と
半ば諦めかけていた時に、あの「第十五期竜王戦」での大活躍である。
本戦で佐藤・藤井という黄金世代をなぎ倒して挑戦者となり、
あの羽生竜王を3勝2敗まで追い込んでしまったではないか!
結果は残念であったが「自称・阿部隆応援団長」の
私としてはこの大活躍が嬉しくもあり、
また「黄金世代にはかなわないかも・・」と思ってしまっていた
自分の見識の無さが情けなくもあった。
「そうだ!阿部隆は名人・竜王になれるんだ!!」
この気持ちをストレートに表わすために、このサイトの立ち上げを決意するに至った。
「阿部隆に、ほんの少しだけ皆の元気を分けてくれ!」
管理人 駒落タロウ