男気日記 (平成18年10月〜平成19年3月)

  「勝手に将棋アンテナ」から跳んで来た人はトップページにもどうぞ。(^^

 

 

 「年度末です」

 応援ありがとうございました。後半バテた一年でしたので、

来期は体力面を、課題に、がんばります。

日記をもっと早く更新したかったのですが、今週は奨励会に、奨励会大会、

それと確定申告が遅れていて、睡眠時間が四時間を切る日々でした。

 それにしても、持つべきものは友ですね。

書類の正式な書き方がいまだにわからず、毎年、税務署で仕上げるのが、

今年は専門家の中学時代の友人に泣きつきましたから。

棋士は交通費等、必要経費がとても多いのですが、

今まで分類が良く分からず、興味もなかったのです。

棋士になったときから、「税金を多く払えるのはプロとして名誉なこと」と

教育されてきたので、特に勉強もせず、毎年税務署で

「もっと経費を、しっかり書いて」と、税理士さんにしかられてました。

これで、見やすく、きれいな書類ができました。

税務署には、毎年迷惑かけましたが今年は大丈夫です。

 半月振りの日記ですが、この間に、相撲の大阪場所、

14日目に招待されたり、そのあと伊勢の海部屋で夕食をご馳走になったり、

家内と、兵庫県の室津へ日帰りで牡蠣を食べに行ったり、食い道楽です。

相撲は生で見たのは初めてですが、凄い迫力。それと、外国人の客が多く、

招待主のOさんが、元、米軍基地の憲兵なので、英語が堪能で、

前の席の、外人観光客と意気投合して観戦しました。

 室津は、海岸線がとてもきれいで、ドライブコースに最高です。

とても魚がおいしいので、江戸時代にはけっこう栄えた場所だと、

本で読んだことがあります。お勧めです。

今月、もう一つの吉報は、私の師匠森安正幸六段が七段に昇段された事。

私が昇段してれば、一緒に祝えたのに不孝な弟子ですが、

今昇段祝賀会の準備中です。師匠の同門の棋士の方々にも、

祝賀会の催促を受けましたが、師匠の「今回はこじんまりと」の希望もあり、

あとは、ファンの方々の要望で、どうなるか。

師匠のお祝いの世話役を、関西棋界の先輩方から命じられるのは、

引退慰労パーティ、川西市文化功労賞受賞に続いて、三回目。

ようやく慣れてきました。

今年は十三棋道館も30周年。お目出度にあやかり、私もがんばります。

(平成19年3月31日)

 

 

 「ご無沙汰です。」

 日記の更新が滞り申し訳ありません。

 私はパソコンの前に座るのが苦手なので、テンションが低い時期は、

パソコンの電源を何日も入れないなんてことはよくあるのですが。

対局は無くても、研究会、指導対局、勉強や、体力作りや雑用等で、

結構忙しい日々をすごしました。

あと、気分転換で、梅見なども何度か。

棋士は、日常のことを全部自分で仕切るので、見た目と違い

案外忙しいのです。盤上に関する勉強や、普及ではやりたいこと、

やるべきことが山のようにあるし、本当に心からのんびりできる

一日は滅多にないです。

 案外、皆さんと変わらないのではないでしょうか。


 前回の日記で、棋士が甘い物を好む話が、好評につき、

今回も将棋棋士の特徴、傾向を、多少の独断と偏見も交えて少し。

1、日常会話の声や笑い声がでかい(良くとおる)。

 結構、記者の方、外部の方に指摘される。

話し声がうるさくて、お店で注意される話も良く聞く。

奨励会時代に、イベントの仕事をするうちに、声が大きくなるようだ。

2、気合や勢いを重視する。

 職業柄だが、何事もそう。

「気合で買いました」とか、「気合で食べました」とか、10代の頃、

阿部さんと喫茶店で、阿部「ケーキ食はへん?」

私「さっき食べました」 阿部「気合で食うやろ」 私「はい。」

と、こんな応酬が、東西問わず、将棋界にはあり、

いかにも無茶でも気合の一言で済ます。

 こんな世界ではとても無理と思い早22年。

3、金銭の借りを作らない。

一見美談だが、対戦相手に、一切の借りを作りたくないという意地。

「先日ご馳走になったので、ここは俺が」「いやいや今日はおれが」

と、店の前で財布を出して、激しいバトルがあるのは、

ファミレスならおばちゃん、居酒屋なら将棋界の人間です。

 まだまだあるも、続きはまた。

(平成19年3月12日)

 

 

 「バレンタイン」

 火曜日は羽生三冠と竜王戦、後手番の対策に悩みながらも、

10年前に流行ってた対策をぶつけるも完敗。

こんな将棋では相手にも失礼。

今年は体調も非常に良いのですが、盤上に表現できず、苦しい。

 14日は、大野六段の家に泊めていただき、ファンの方々と

楽しい時間をすごしました。特に、Yさんとは三人で、海外普及

に行って以来、10年振りの再会&対局でした。

 大勢で、料亭へ、プロ、アマ棋界のあとに、女流棋士の独立の話題

です。私は何にも知らないのですが、ファンは大歓迎みたいですね。

大阪でも、是非応援したいという声しか聴きませんし。

高校生大会でも、私が女流棋士に依頼してから、女子高生が増えたし、

イベントはやはり、女性がメインの時代みたいですね。

 帰阪して、家内に遅れながらプレゼントをもらう。

バレンタインに家内と過ごさなかったのは10年振り。

男はチョコが苦手な人が多いので、最近は、男から女へチョコを

渡すと、朝のニュースでみましたが、棋士は甘い物好きが多いです。

私も相当ですが、羽生三冠、谷川九段から、若手まで、

対局時にチョコは、ほとんどの棋士が持ってます。

甘い物は脳に良いと云われる前から、棋士はケーキやパフェを

好きな人は年齢に関係なく多く、私は対局中、頭が真っ白になり

「糖分を糖分を」と頭が叫ぶことは毎局ですが、他の棋士も

同じだといいます。こんな私でも、頭使ってるんだと一安心。

 土曜日は、十三棋道館で指導対局、雨の中多くの方に感謝。

今、将棋が不甲斐なくて、本当に申し訳ないです。

スランプではないので、今までで、今の自分が一番強いのは

客観的に見ても間違いないし、3ヶ月後には、今より強くなってる

のは約束できますので、期待してください。

 (平成19年2月18日)

 

 

 

 「充電と休息」

 秋から成績不振で一月は暇。土曜日にカニバスツアーに行ってきました。

とてもおいしくて、温泉に、お土産付き、運転もしなくていいし、大満足です。

我が家では、毎冬、城崎に一泊二日のカニ旅行に行くのですが、

今年は日帰り。規模縮小です。…

 日曜日は、大阪府歯科医師会の将棋大会へ。

仕事ではなく、テニス仲間が将棋大会に出てるので応援でした。

もう8年前に、まだ私がテニススクールに通ってたとき、同じクラスの

生徒に声をかけて、3人で始めたサークルが大きくなり、何故か半分の方が

お医者さんなのです。当時は私も独身で、合コンもやりましたが、

今はみんな既婚者で、テニスからゴルフへ移りかけてます。

私は貧乏暇なしなので、ゴルフは当分無理です。

Iさんの、9歳の息子さんのT君が寝ても覚めても将棋に夢中。

大事な跡取り息子なのに、私のほうが心配になりました。

 大会で五局終えたT君と六枚落ちで三局。帰りに某有名店で焼肉を

ご馳走になり、帰宅後、横になってると、T君が私の差し上げた詰め将棋の

本をずっと解いてると連絡。あわてて飛び起き、私も詰め将棋。

 いけませんねえ。

 この週は、何度も神吉六段と、大野六段の電話を受ける。

イベントと海外普及の件。前にも書いたが、両先輩の行動力には脱帽です。

今年は、盤上も盤外も、視野を広く持ちたい。

 (平成19年2月7日)

 

 

 「初対局」

 今年初対局の、阿部八段戦は、思い切り攻めまくるも負け。

形勢の良さを生かせず。
 
 次の日が奨励会なので、ホテル阪神に戻るとすぐ、

観戦記者の小暮氏からTEL。谷川九段、阿部八段と四人で、軽く飲む。

私はお茶で。小暮氏とはもう八年のつき合い。

喧嘩もし、貴重な助言も戴き、凄く情熱とパワーがある人です。
 
 昨日は母の誕生日、贈り物より、友人達と食事でもしたほうが、

元気になる年齢だから、お金を送る、これが一番いいので。
 
 将棋の結果が出ないから辛いが、今の自分が今までで、

最強なのは間違いないから、耐えるのみです。 

 (平成19年1月26日)

 

 

 

 「ようやく日常に戻る」

  体調も戻り、いつも通りの日常になりました。
 
 先週は研究会(VS)三日に指導対局二日、新年会二本。

棋士とも、ファンの方々とも指し初め。

ついでに、歌い初めに、初新地の飲み初めも。
 
 (招待ありがとうございます。)
 
 例年は三日に指し初めで、奨励会員達と指すのに、

今年は一週間遅れで不安の出だしでしたが、

指しまくることで、感が戻りました。
 
 土曜日の十三棋道館での指導対局は、

本当に多くの方々に参加して戴き、ありがとうございます。
 
 今年中に、皆様がもう一つ上の手合いに行けますように、

しっかりアドバイスします。

 (平成19年1月17日)

 

 

 「ようやく初詣」

 風邪が長引きましたが、6日は奨励会のため、新年初めて外にでる。

 7日は清荒神へ初詣。いまだにすごい人で、順番待ちでお参り。

人が多いのは、活気があって好きだ。
 
 あまりの寒さで、高槻市の、祥風苑美人湯へ。

ここの湯はおすすめですが、ここも凄い人でした。

 夜は七草粥を食する、平凡ですが。

 8日は成人の日、私の頃は式のあと、同窓会で、

朝まで飲んで騒ぎました。

当時は梅田に出ると、同窓会の集まりばかりでしたが、

今はどうなんだろう?

明日は研究会、遅れましたが、ようやく始動です。

(平成19年1月8日)

 

 

 「明けましておめでとうございます。」

  本年もよろしくお願い申し上げます。

先日、日記を送信した後、ずっと調子の悪かった喉から

リンパ腺が腫れて、声が出なくなりました。

まるで、体調に不安があった昨年を、象徴するような、年末でした。

まあ多少の体調不良は、対局には全く関係ないのでご安心を。

子供時代から、熱がでても将棋盤に向かうと平気で、

よく親に叱られたものです。

 前々からの予定で、年越しで三泊四日の九州旅行に行ってきました。

阿蘇の雄大な景色に、黒川温泉、湯布院温泉、別府市、レンタカーで

移動です。

築150年の由緒ある旅館から、最新の日帰り温泉まで、12軒入りました。

大晦日も、元旦もすごい人でした。家族連れより、夫婦二人や

若いカップルが多かったですが、温泉ブームなのかな。

別府は、作られた観光地と思い、興味がなかったのですが、

普通の住宅地や、マンホールから湯気がばんばん出ていて、

温泉の効果も抜群。

最近は海外でも注目されてるらしく、朝、家内がとある温泉に入ると、

日本人が一人だったとのことでした。

やはり、行ってみないと、素晴らしさはわかりませんね。

 元旦に帰宅。二日は家内の実家へ、三日は私の両親へ挨拶のつもりが、

帰宅後、38度5分の熱が出てダウン、どちらも家内を行かせる。

 昨年は義弟夫妻と、ゲームとオセロで対決。

今年も闘志満々だったが不戦敗だ。

義弟は、中国とヨーロッパの出張が多く、話がとても勉強になるし、

奥さんは北京生まれで、北京語、英語、日本語が完璧で、

なぜか大型トラックの免許もある、会うだけでパワーをもらえる人なのだ。

私よりはるか若いのに、クッ、私も頑張らねば。

 東京の義兄夫婦と、兄夫婦は、今年は帰れず、残念。

年末年始は仕事はないのに、ほんと忙しいですね。

私もそんな年になったのですね。

声はようやく出るようになりました、熱はまだありますが、

少し出足が悪いくらいが、私のペースですので、今年はいい事ありそう?か。

(平成19年1月3日)

 

 

 「一年早いですね」

 つい先日、順位戦で昇級したと思いや、もう年末。

あっという間ですね。

 私の理想の将棋のひとつに、一手、一手見る人を

惹きつけて離さない、危なっかしい将棋を指して勝つこと

ですが、今年は全く出来なかったです。

これは、弱い也にでも、盤面にしっかり入り込まなければ、

前例や筋を追いかけるだけの将棋になってしまうのですが、

今年は、将棋の中にある、スピードや、ギリギリの部分を、

表現出来なかったです。

 一局だけ、ファンの方々に、ほめられる将棋もありますが、

あれは、対戦相手が将棋の深い部分の面白さを引き出したので、

自分としては歯がゆい一年でした。もう少しで出来そうなんですが。

 他は、しなやかな将棋、例えは悪いですが、鮮やかな詐欺師や

泥棒が活躍する映画みたいに、解っていても、「なるほど!」と、

手を叩いてしまうような一局が指したいです。

でも、居飛車党の私が、軟らかく、しなやかな将棋を表現するのは、

今の実力では無理なので、振り飛車を指すか、付くかどうか解らない

新たな実力が付くのを待つか、結構楽しく悩んでます。(笑)

 普及面はまだまだ。

将棋を知らない人達を振り向かせ、引っ張らなければ。

それには楽しげな空気と話術です。北新地で鍛えます。(笑)

北新地に呼ばれるようになって2年経ちますが、飲んだ数日後にイベント等

に行くと、何故かファンの方々と話が弾み、解説も褒められますね。

「新地に行かんと、プロの華も喋りも、人当たりも身に付かん!」

昔の芸能界の言葉ですが、関係あるのかな。

タロウ氏に男気日記なんて立派な名前を付けて貰ったのに、軽い話が多くて

申し訳ないですが(笑)飲みネタは来年も書きますのでよろしく。

 普及面の結論は、一億人を将棋ファンにした時が勝利です。

 皆さんと同じですが、がんばります。

 応援ありがとうございました。良いお年を。

(平成18年12月28日)

 

 

 「忘年会です。」

 順位戦は行方七段に神経戦で負け。

ずっと含みを持たす展開から、ある局面から

流れを早くしないといけないのに、見送り失敗。

 残りを切り替えて指します。

 今週は忘年会が続く。連盟の野球、書道の趣味仲間、

テニススクールの友人達、同級生。

20代の頃は、よく合コンをして、時に撃沈した仲間達も、

今は皆、家庭持ち。なかなか会えなくなりますね。

 お互い家族の写真を持ち寄り、グチを言って、

悪ガキもガリベンもみんなおやじになるもんだ。

 今日、体重は63キロ、食べまくり、飲み倒します。

(平成18年12月20日)

 

 

 「遅れました」

  先月、順位戦のあとに、風邪を引いてしまい、

体調のすっきりしない日々が続いたため、日記が

遅れてしまいました。皆様も風邪には気を付けてください。

 今年ももう師走、一年早いですね。思えば、管理人タロウ氏に

初めてお会いしたのが一月、私が順位戦で、昇級を決めた翌日に

親しいファンの方々と将棋を指してる時でした。

なんだかもう、何年も前から知り合いのような気がします。

 出会いといえば、少し前の管理人雑記にもかかれてましたが、

阪神タイガースの選手と将棋を指したのは吃驚。あれからまた

神吉六段から誘われて、安藤投手、吉野投手、井川投手と対局。

安藤さん、井川さんが日に日に強くなるのにも感心したのですが

吉野さんが本格的な将棋なのには、驚きました。〔二段はある〕と

当日一緒だった井上八段、神吉六段の見解が、一致してました。

とにかく皆さん熱心です。

 今年はラスト一局、なんだか中途半端な一年でしたが月末に、

たまには真面目に将棋について振り返るつもりです。

 (平成18年12月10日)

 

 

 「高校生大会」

  金曜日は順位戦、相手の仕掛けに怯み、大作戦負けに。

待つだけの展開を粘るうちに逆転勝ち。

木村七段とは大きな勝負が多いが、勝ったのは八年振り、

帰宅後嬉しくてビールを飲みすぎる。

 土、日曜日は、近畿高等学校総合文化祭、将棋部門の審判で、

村田女流初段、普及指導員の橋本さん、奨励会員達と神戸へ。

 ここ五年間、年に三回、兵庫県の高校生大会に呼ばれてる。

この前の週は兵庫大会に行くが、先生方の情熱には頭が下がります。

 そのおかげで、男子も女子もレベルがとても高い。

 特に女子は人数も増え、有段者も何人かいる。

 今風の女子高生が、楽しそうに指してるのを見ると、

卒業してからも続けて欲しいが、街の将棋クラブは、彼女達にとって、

居心地が悪く、大半が将棋から離れるそうだ。

 指導の奨励会員達は、高校生か年齢の近い会員を毎回私は雇う。

 彼女達と、友人や恋人にでもなり、互いに将棋を通して

向上してくれれば、奨励会幹事の私としても二重の喜びだ。

 奨励会員と、将棋好きの女子高生の合コンなんかも、

プロデュースしたいですね。えっ私はもちろん審判です。(笑) 

 ま、ありえないですか。

 (平成18年11月27日)

 

 

 「秋から冬へ」

 大阪も大分寒くなりました。

 皆様は秋は好きですか?

 私はこの季節が好きだったのに、

10年前から冷え性になり、子供の頃からの、

低血圧と低体温の、トリプルパンチ、これから半年

朝がとても辛くなるので、気が重いです。

 私は将棋盤に向かい考えてると、どんどん寒くなり凍えるのですが、

なぜかほとんどの棋士は、対局中顔が赤くなり、暑そうにして、

いかにも血行の良い健康な様子なので、自分だけ欠陥があるように

思ったりします。(笑)

 食欲の秋で、先月は地方での仕事など酒席が10日!あり、

体重が増加、67kgまで行きました。

 健康で、将棋に影響なければ、痩せようが太ろうが

どうでも良いのですが、ウエスト76のジ―ンズがきつくなり、

首凝りから頭痛もでたため、今月は久しぶりにスポーツクラブに

通ってます。

 とてもきつく、やめたい気持ちを抑えて、

ジョギングと筋トレをコツコツした成果か今朝体重を量ると

64キロジャスト。

 目標まであと1キロ!首凝りも、スボンもゆるくなりました。

 しかし来月忘年会シ―ズン、果たしてどうなるのだろう?

 (平成18年11月20日)

 

 

 「子供心を思い出す」

 先週木曜日、

神吉六段の誘いで、北新地へ。

 阪神タイガースの安藤、井川、両選手と対局。

私もお二人の集中力と、熱心さには感動。

 安藤さんは一局事に強くなり、

井川さんは、前にお会いした時と同様、詰め将棋を

とても楽しそうに考えておられる。

 神吉六段作の、双玉問題に大笑い。

こんなに楽しく問題を解くのは、ン十年ぶりか。

 日曜日、十三棋道館道場、席主、北川茂先生が、

将棋連盟から、表彰される。私が通ったのはもう25年も前だ。

 時の流れは早いですね。

 指導対局やってますので、お待ちしてます。

 月曜日、我が師匠、森安正幸六段の教室へ。

八枚落ちで、師匠と対局してる幼子が、

しきりに私を見て助けを求めるので、吹きだしてしまう。

私もこんな子供だったか。

 秋のせいか、昔のことばかり思い出してしまった。

 (平成18年11月14日)

 

 

 「ここ一週間」

  水曜日、飛行機で東京へ、この一年上京は全て空路だ。
阪急、モノレール、羽田第二、モノレール、地下鉄でホテルへ、
作戦は迷い気味。

 木曜日、完敗、作戦分裂、悔しくてねむれず。

 金曜日、帰阪後日帰り温泉へ、岩盤浴に最近はまる。
私も家人も温泉好きで、日帰りで100キロ範囲で行く。
この日は家人の運転なので、近場へ。

 土曜日、奨励会、空気がみだれ何度も怒る。

 日曜日、郵便局へ荷物を受け取りに、
重いから、再配達させると言う局員さんだが、
車なので一気に持ち上げかえる。
帰宅後、やはり一気に下ろして表示を見ると30s。
腰は無事だが、家人に叱られる。
夜、筋トレでその荷物を持ち上げてると、また叱られる。

 前日はよく叱り、この日はよく叱られて。

 月曜日、朝、大野六段、神吉六段から電話、普及の話等。
海外普及やイベントをよくご一緒する先輩方だが、ここ10年、
貴重なアドバイスをよくもらう。
大分、元気になる。

 後は、管理人タロウ氏の熱弁を聞けば完全復活だ。

 (平成18年11月8日)

 

 

 「魚、さかな、サカナ。」

 急に魚を食べたくなり、土曜日は家人と明石へ。
明石焼きを食べ、魚介類を買い込んで帰る。

 日曜日は大分へ、国東市の秋祭りで、子供大会の指導対局に、
国東八将会支部の招きで行く。
ここは皆さん情熱があり、パワーを貰う、そのせいか、過去10年、
行った棋士が、7回昇級している、あやかりたい!
 前回は打ち上げ後、支部の方々と酒を飲みながらの対局は全勝だったが、
昨日はボロボロ、国東は酒が美味く、いつも飲み過ぎてしまう。
魚も美味で、昨晩の懐石に今朝の干物、魚づくしの三日間だが、
少しは頭が良くなるかな?

 (平成18年10月30日)

 

 

 「とてもうれしい!」

  昨日、北海道日本ハムが、優勝しました。
札幌育ちの私は、感激して、涙してしまいました。

 まさか、札幌にプロ野球が来るとは!
 北海道のチームが優勝するとは!

 そんなことは、少し前なら思いもしなかったですから。
 同様に、駒大苫小牧の優勝の時も、泣いてしまいました。
たぶん、北海道の人なら、この感覚、解って貰えると思います。
 毎夏、我が家恒例の北海道旅行が今年は行けなくて、
淋しかったのも吹き飛びました。
 私の夢は、一年でもいいから、北海道に帰ること。 
 その時まで、身売りしないでくれ日本ハム。 

 (平成18年10月27日)

 

 

 「これからです」

  順位戦も残り五局、ここからは、精神力も体力も、
勝負をわける大事な要素になります。
 今日は私の健康法を書きます。
 私は毎年、後半になると、寒さからか、
それとも成績を気にし過ぎるのか、偏頭痛に悩まされました。
対局日や仕事、研究会の日は治まるのですが、
普段、研究してる時は辛くてつらくて、でも最近、
歩くことを始めてから、スーと頭痛がとれるんです。
頭痛に悩んでいる方は、是非、試してください、スッキリしますから。
ただ、歩いたあと、あまりに気持ちよくなり、眠くなるのが、不満ですが。

 (平成18年10月22日)