男気日記 平成20年度分

  「勝手に将棋アンテナ」から跳んで来た人はトップページにもどうぞ。(^^

 

 「感謝感謝です。」

 先週18日の大盤解説会には、前もって用意した席より、

多くのファンの方々がご来場くださり、本当にありがとうございました。

 勿論、室田初段の人気、知名度に多々(ほとんど?)

助けてもらったおかげもありますが。

 しかし改めて、朝9時開始の持ち時間四時間は進行が早いですね。

幾つか用意した話や、新四段紹介も準備しましたが、

イベントではないので、まずは現局面まで並べないといけないので、

超駆け足の解説になりました。

 持ち時間の短縮化が進みますが、タイトル戦は、ある程度

持ち時間がないと、初段前後のファンの方には、

慌ただしく感じるような気がしました。

次の解説会はもっと楽しいものにできる自信はあるのですが、

話の楽しい棋士、解りやすい棋士も沢山いますので、

解説会には皆様が少しでも回数を、参加されることを願っております。

(平成21年3月22日)

 

 

 「踏んだり蹴ったり」

 前回の日記で、身の回りの物が次々に壊れる話しを書きましたが、

あれから、電気カミソリとリビングのストーブが壊れました。

もうなんだか(笑)

 日記の翌日、火曜日に、インフルエンザにかかり、40度近い熱で、

金曜日に対局した意外はずっと寝たきりです。

 中学生の頃も、全国大会の朝にひどい熱で、

ふらふらで行くと3位だったので、金曜日の対局も張り切って行きましたが、

三手の読みが出来ず、大ポカで将棋にならなかったです。

「最悪の体調の時に、本当の実力が出る」とは私のいつも意識している言葉で、

こんな時こそ山を越えないと上位には行けませんね。

冴えない形で一年の順位戦を終えてしまい、

皆様には合わせる顔もありませんが、

一年間、応援ありがとうございました。(感謝)

ただ、来期のB1は大激戦なので、ご注目ください。

実力は一番下なのは、私自身が一番自覚してます。

上げていくやり方も解ってます。

あとはそれをしっかり盤上に表現出来るかどうか。

対局翌日からまた横になる日々、

昨日、「病院で水曜日までに、ちゃんと声がでるように」と注文して投薬。

大分ましになりました。

 改めて明日の大盤解説は、皆さんのご来場、お待ち致します。

(平成21年3月17日)

 

 

 「年度末は」

 慌ただしいですね。

一番、頭が痛いのは、確定申告。

もう19年やってるのに、なにがなんだか。

結局同級生の公認会計士に助けてもらう。いつもすいません。

 他の切り替え雑務でも、相変わらす自分の無力を痛感。

助けてくれた友人達には本当に感謝です。

 ところで最近、物がよく壊れます。

この三週間で、掛け時計、愛車のエンジン、給湯器、

婚約結納品でもらった腕時計、もう勘弁して欲しいです。本当に(泣)

 厄除けのつもりで、先日は姫路の書写山 円教寺へ。

最近は映画[ラストサムライ]のロケ地として有名みたいですが、

予想を越えて素晴らしかったです。これで厄除けになったのか、どうか。

 告知ですが、18日(水曜)に私と室田伊緒初段で

棋王戦第4局の大盤解説を関西本部道場でします。

 室田初段は最近良く連盟で若手棋士達と研究会を熱心にやってますが、

内容の充実には目を見張ります。

 人気棋士として有名な彼女ですが、振り飛車のセンスも良いので、

しっかり室田さんの力を引き出せるように努めます。

 是非ともご来場くださいませ。よろしくお願いいたします。

(平成21年3月9日)

 

 

 「無題」

  先月は大きな勝負に続けて負け、落ち込んだ訳ではありませんが、

更新が滞り、申し訳ありません。

先日の順位戦は、25年来の先輩の杉本七段と。

私が奨励会の一級で、杉本二段と対戦してから23年。

時の流れは恐ろしく早いですね。

冴えない一年を過ごした私にとって、

同世代の棋士が昇級争いをしているのはとても刺激になりますね。

私も今年は、刺激を与える存在にならないと。

 話は変わりますが、昨年の秋からビールや酒量が急に減り

十代の頃に戻ったように、やたら音楽を聴いてます。

移動にiPodは欠かせません。伊坂幸太郎の小説に、音楽を聴きまくり。

神経の疲れを癒す話がありますが、そんな感じで、

疲れると音楽をひたすら聴いてます。

コブクロ、ミスチルが多いですが、昔はなんとも感じなかった

斉藤和義の曲が最近は好きですね。。

一過性のものなのか、それとも老いの現象なんでしょうか。(笑)

 明日は対局で、東京です。

(平成21年2月11日)

 

 

 「本年も宜しくお願い致します。」

  明けましておめでとうございます。

本年も1人でも多くの方々と対局するのを楽しみにしてます。

 九州、雲仙市から帰宅した大晦日でしたが、

9日に対局があるので、正月はないに等しいです。

 元旦と二日は初詣に、家内と私の実家に挨拶。

3日は年賀状の整理、4日は長浜市で将棋大会の審判と指導対局。

凄い熱気で刺激になりました。関係者の皆様お世話になりました。

 今日、5日は関西本部の指し初め式と研究会。

今年もこうして、あっという間に過ぎていくのでしょうね。

 年賀状は多くの方々から頂きました。

最近は大変なので、メールに変えている人も多いみたいですね。

予想よりはるかに多くの賀状をいただいたので、

返事の遅れている方、本当に申し訳ありません。

 奨励会に入会以来、なかなか正月気分になれず苦手ですが、

まずは、今年も頑張りますので宜しくお願い致します。

 あと、大変な世情ですが、皆様にとって良いお年になることを

お祈りもうしあげます。

(平成21年1月5日)

 

 

 「応援ありがとうございました。」

 不甲斐ない一年間でしたが、変わらず応援していただいた

ファンの方々には本当に感謝致します。

それと、今月は忘年会も沢山呼んで頂き、

楽しい時間を多く過ごさせてもらいました。

 今月を少し振り返り、20日は関西駒の会支部の忘年会、

林田氏作の盛り上げ駒をプレゼントされる。凄く嬉しいです。

ありがとうございました。

 翌日は私が師範の夕陽ヶ丘支部で、対局と忘年会。

特別に参加してくださった指導棋士の尾中四段、ありがとうございました。

27日は北大阪支部十三棋道館で、翌日は兵庫県支部連合会長田畑氏の

芦屋将棋倶楽部で指導対局と忘年会。

その他、忘年会が多く、楽しみ過ぎました。

 今年は特に神経が疲れたのと冷え症改善に、

29日に佐賀県の嬉野温泉、30日に長崎県の雲仙温泉。

どちらも今年タイトル戦が行われましたが、

素晴らしい所だと薦められたので、療養に行ってきました。

年齢的にも、ますます厳しい一年ですが、

今年以上に全力を出しきって行きますので、宜しくお願いいたします。

(平成20年12月31日)

 

 

 「忘年会に備え」

  いよいよ年末ですね。

今年も胃と肝臓に頑張ってもらう時期になりました。

先週すでに関西本部野球仲間の忘年会と師匠の道場の忘年会に参加しました。

 今月はすでに、五つの忘年会の予定に、クリスマスの家庭(家内)サービスに、

新年の実家への挨拶、かなりの食べまくり、飲みまくり警報がでています。

 別件で先月、血液検査をしたのですが、コレステロールや脂肪、尿酸値など、

メタボリック関係の数値は、今のところ平均値よりかなり下なのですが、

年齢が年齢なので、油断は禁物。お酒を飲んだ翌日はかなり堪えます。

 将棋関係の忘年会は仕事をかねてですが、一番の楽しみは、飲み仲間、

将棋仲間の友人たちと仕事抜きでのです。

 みなさん有段者だから誰か1人くらいは全国大会に出れそうなんですが。

 逆に日程の都合がつかずにお断りした方々には申し訳ありません。

 またどこかでたのしいお酒を飲みましょう。

(平成20年12月1日)

 

 

 「自信になる勝利!」

 竜王の93桂にたいして、25桂が研究テーマで公式戦では新手です。

対行方戦、羽生戦でも、竜王はこの手で2局共66銀から受けて先手が勝ってますが、

竜王に教わるつもりで攻めました。64手目64歩から33歩は竜王に褒めて頂いた順です。

33歩に同桂は15香で攻めが続きます。

15香から35歩はやり過ぎか?普通に29飛でしたか?

82手目35歩が好手でわからなくなる。

92手目4 4香は絶妙手!この手の意味が分かる人は、プロでも少ないかもしれません。

当然私も意味がわからず、先手玉への角の王手のラインは消えるし、

貴重な香は使ってくれるし、喜んだのですが、この一手で後手王がギリギリ

詰まない変化が沢山でてきます。

 最後は泥仕合、29香を発見して、勝てたかなと思いました。

普通は25銀で受かるのですが、12角で必至。以下、36歩なら、24成り桂で詰みです。

若き第一人者に勝てたのは、大変自信になりました。

来月も朝日杯で渡辺さんとさせます、一月に長い持ち時間と、短い持ち時間で

渡辺さんに教わる機会は今後ないかも知れないので、しっかり研究していきます。

 詳しくは順位戦ネット中継と週刊将棋でお願い致します。

私ごときが翌日に得意げにかくのはどうかて思いますが、

自分より若いスター棋士に初勝利なので、お許し願います。

(平成20年11月22日)

 

 

 「解説初段を目標に」

 前回書きましたが、ねんりんピック将棋部門の全国大会で、

一年ぶりに鹿児島県で三泊。

料理もお酒も美味しく、温泉でゆっくり英気を養いました。

 帰宅後、東京へ対局。じっくり指せて結果良し。

帰宅して、家内の誕生日の食事に予約していたイタリア料理店に。

一ヶ月遅れですが、…

日曜日は京都国立美術館にJAPAN蒔絵展へ。珍しく家内と趣味が一致したので。

その後、三十三間堂と有名ラーメン店へ。

月曜日はねんりんピックの兵庫県予選。もう来年の大会が始まりました。

ねんりんピックの選手の方々は、六十歳以上ですのに将棋も戦型は最新型ですし、

対局時計もしっかり押しますし、本当闘志満々で、私まで嬉しくなりました。

 話は戻り、日曜日はNHK杯解説の放映日。

この日のテーマは、開始から終局まで、同じテンションで冷静に

解説することでしたが、声がこもり、失敗、局面や流れでテンションを

変えたり毎回、解説前に準備するも、対局者の魅力を引き出したり、

自分のキャラクターがわからなかったり、まだまだ勉強です。

これから年末に向けて予定が多いですが、対局が少ないぶん(泣)しっかりと、

研究の時間をとりたいと思います。

(平成20年11月8日)

 

 

 「日記と予定」

 お久しぶりです。
 
 ネタがないので、日記と予定です。
 
 順位戦は久保八段に競り負け、落ち込む間もなく、

13日は河内長野市で、加藤一二三九段が中心のイベントに。

会場は満員で、加藤先生の話はとてもたのしく、勉強になり、

自分自身が観客のような錯覚でした。
 
 その週は、研究会を幾つか。公式戦は不甲斐ないのに、研究会は、

悪運強く、勝ちまくり、逆ならいいのですが、…

 土曜日は十三棋道館の指導対局。皆様に元気を貰い、日曜日は奨励会。

帰宅後、40分のジョギング中に携帯が鳴り、弟子の斎藤三段から連勝の報告。

持将棋指し直しの末で、もう帰れないそうだ。

 今週水曜日は、彼は新人王戦を闘います。中学生が新人王戦を指すのは、

羽生さん以来だと思いますが、何人目なのでしょうか?

先週ファンの方々に訊かれましたが、私には分からず、どなたか知りませんか?

弟子には勿論、頑張って欲しいですが、ありきたりの励ましの言葉を、

ファンの前で、書いたり、語るより、まず、師匠である私が必死に盤に向かい、

勝つ姿や棋譜を示すこと。それが現役で、対局料を戴いている師匠の最低限の

努めです。だから、弟子のことは、今まで書かなかったですし、

弟子の成績で一喜一憂するのでは、師匠の資格が問われるので、

今後もあまり書きませんが、応援は宜しくお願いいたします。

 金曜日はJT杯の前夜祭、このパーティーには三年前から招待頂いてます。

将棋にすごく情熱を持っておられる別の業界の沢山方々と出会えるので、

とても楽しみです。
 
 土曜日から、ねんりんピックの全国大会で鹿児島へ。そのあとは東京で対局。

来月3日は来年度の、ねんりんピックの兵庫県予選の審判として、

芦屋市民センターに行きます。
 
 不甲斐ない成績ですが、多くのファンの方々との出会いを力にして

復調のきっかけをつかめればと、楽しみにしてます。

(平成20年10月19日)

 

 

 「駒に惹かれて。」

 今日は南港のショールームで、関西駒の会支部の展示会。

指導対局と席上対局。仕事の合間に沢山の駒を拝見する。なんて幸せな仕事か。

私が駒に興味を持ったのは、将棋ファンの飲み仲間(馴れ馴れしい書き方で失礼)

である大原氏(華人さん)が、素人ながら自作の素晴らしい駒を所持しておられ、

その駒を預かってからである。

その駒を持って連盟に行ったら時に、山崎七段が絶賛し、指し初めをしました。

 それから、木地や書体に惹かれるようになりましたね。

 あまり高価な盤駒を持つのは身分不応相かなと考えた時期もありましたが、

二、三年前から、棋士として恥ずかしくない棋具を、

購入して所持するべきかなと考えが変わりました。

 駒も盤も一生物ですし、代々伝えて行けるので、高級盤駒と言われる物も、

本当にお買い得に思います。

 (今度は碁盤点店の回し者みたいですか゛)

 関西駒の会支部の皆様、お世話になりました。ありがとうございました。

 9月28日、東京行きの新幹線の車内で。

(平成20年9月28日)

 

 

  「将棋駒の展示会と将棋イベント」

 昨日、書き忘れたイベントのお知らせです。

 28日の日曜日に上記のイベントがあります。

場所はアジアトレードセンター(ATC)ITM棟11階、エージレスセンターです。

 私は13時からの指導対局と15時半からの席上対局のお手伝いをしますので、

将棋仲間でお誘い合わせの上、是非ともおいで下さい。

 詳細は「関西駒の会」HPでご確認下さい。イベント情報が載ってます。

(平成20年9月26日)

 

 

 「帰宅」

 登別温泉の湯が効きすぎて、昨日は9時に吸い込まれるように

ぐっすり眠り込む。

ここの温泉は1500坪の広さで、浴槽も35ありいくらでもいられます。

 朝に再び散策して、山の中の絶景を見ながら支笏湖へ抜ける。

千歳空港のグルメ街で食事して、20時に伊丹着。

これで畠山家の夏休みは終わりました。

旅行に行く前はいつも、隠れた名所を教わるので、最近は旅行記を書きますが、

なんか旅行会社の回し者みたいですね。私は本当は北海道の回し者ですが。(笑)

旅はいろんなことを学び、感じ、貴重なものですが、私は棋士なので、

一番は結果がどうあれ、毎日、長時間、盤に向かうことで、

自分自身を人間的に成長させるべきなのは自戒しないといけません。

 棋士は勝ち負けのみで、評価されるべきではないとは思いますが、

対局料を頂いている以上、結果の出てない棋士が自説や人生観を書くことは、

虚しく、見苦しいので、この一年は、旅行記や雑談が多かったですね。

もう少し、私の感性を書けるように、しっかりと頑張ります。

(平成20年9月25日)

 

 

 「登別で疲労回復」

 起床して、小樽市の観光地を巡ったあとに、

果樹園や畑が延々と続く国道を走り、倶知安へ。

羊蹄山は子供の頃見たまんまノ雄大で美しい姿でした。

今までは、ニセコ泊がパターンでしたが、さらに進んで有珠山へ。

昭和新山からロープウェーで河口を見学。夕方、登別温泉着。

地獄谷はいまだに強烈な匂いと湯気を出してますが、前回同様、温泉療養。

冷え症と低体温の治療に勤めます。今日は江戸時代創業の第一滝本館、泊。

しかし旅行の度に、日本には沢山の火山の素晴らしい温泉地の数に驚きます。

これが楽しみだから、普段無理して頑張り、身体を痛めるわけですが。

(平成20年9月24日)

 

 

 「神威岬は厳しい。」

 札幌で朝は中島公園から子供の頃の記憶をたどり、散策。

チェックアウトアウト後、場外市場で買い物と昼食を済ませ、

神威岬へ向かう。

 ここからの景色は、地球の丸さを実感できる、素晴らしい景色ですが、

灯台の所へは今日も行けず。今回で三回目ですが、風がきついと、

門から先は通行止めになるので、最後まで行けたのは一回だけ。

これでも良いほうみたいです。

神威岬の絶景はなかなか見ることは難しいですね。

 そのあと、積丹半島の岬の湯に立ち寄り、山上のノイシュロス小樽泊。

海水風呂があります。

夕食は市街の居酒屋で、とてもお洒落で食べ物の美味しい街なので、

札幌とセットで是非おすすめです。

(平成20年9月23日)

 

 

 「札幌へ」

 朝に旅館をでて、ロープウェーで旭岳。

すでに紅葉している木々を見て、一時間程の登山道を散策。

 午後に美瑛へ、電動自転車でサイクリング。

ここは二回目ですが、どこを見ても街の景色が本当に綺麗で、

嫌なことは全部忘れます。

 昨日もですが、ソフトクリームが美味しくて、今日も当然食べる。

昨日の旭川のソフトクリームも美味しくて、家内に言わせれば食べ過ぎ。

 私はケーキやソフトクリームなどスイーツが好きなので、

ジョギングで落ちた一月分の体重がすぐ戻りそうです。

 富良野へ移動して、ドラマ「北の国から」のロケ地を巡り、札幌へ。

子供の頃、毎日のように来ていた中島公園の横の高層ホテル、

「アートホテル札幌」泊。

 キリンビール園でジンギスカンを食べ過ぎたので、今はダウンです。

札幌は私の原点でダントツに好きな街です。空気もきれいで町並みも美しい。

大阪はごみごみして騒がしく、未だに好きにはなれません。

でも東京の棋士に関東弁で話す関西棋士や、東京の棋士の最新研究ばかり話す

関西の棋士をみると、なぜか腹が立ちます。(個人の自由なのに・・・)

私は関西人ではないですが、自分を信じて、本流やエリートに恐れず立ち向かう

関西の魂のようなものは、どんな時代になっても、持ち続けたいと思ってます。

(平成20年9月22日)

 

 

 「夏休み」

 順位戦は久しぶりに踏み込んだ読みが出来て勝ち。

今期の昇級は早くも絶望的で、応援していただいている方々には

申し訳ない状況ですが、残りをしっかり気を引き締めて頑張ります。

 先月初旬から、体力の低下も実感したので、近くの公園で

ジョギングを始めました。

 ここ数年は、ジムで運動してたので、外を走るのは10年振り。

40分前後走りますが昔はもっと早かったし、こんなに筋肉痛になら

なかったのに…足を痛めないように、土の上をゆっくりと走ってます。

 今日からは、家内がようやく夏休みがとれて、北海道旅行へ。

産まれてすぐに、札幌に住んだ私にとっては故郷ですね。

 ここ10年では七回目です。

 今日は旭川空港着。

旭山動物園を見て、旭岳の中腹の旭岳温泉 湧駒荘泊。

気温が五度なので、暖房を入れてます。しかし良い温泉でした。

(平成20年9月21日)

 

 

 「指し初め」

先日、故原田九段書、熊澤良尊氏作の最高級品の駒を購入した話を

書きましたが、家で勉強用の桂の盤に置いて見ると違和感が。

それで10年以上昔に買った榧盤を実家に置いていたので、取りにいき、

榧盤に置いてもかなりの違和感。
 
 やはり最高級の駒には最高級の盤ということで、再び家内に頭を下げて、

駒の作者の熊澤さんにご足労いただき、榧盤も購入。

今までは、棋士になった記念と昇段祝いに師匠に貰った盤・駒で

勉強していたので、勿論その盤、駒を使わなくなるわけではないですが、

二週間前に一応、駒を持って師匠の教室に挨拶と御披露目。

お客さんの方々と駒談義。先日、駒の指し初めを師匠にお願いして、

師匠と先後で二局。師匠と対局するのは師匠が引退以来初めて。

何年振りか、知り合いにも会い、もっと頻繁に教室に顔を出すことを

約束する。

 公式戦の成績が悪いので、早く結果を出さないといけません。

最近、読んでいるつもりが、ただ過去の経験と照らし合わせて比較検討して

いるだけで、全く読みが入っていないことに、気がつきました。

年数が長いと、陥り易い悪癖ですが、しっかり読むことを意識しないといけません。

体調が悪いわけでも、遊んでいるわけでもありませんので、しっかり自分の読み

を取り戻します。

 駒にすがる気持ちもあり、先日の谷川研究会に、この駒を持ち込み、

使わしてもらう。全然自信のない将棋がどれも奇跡的にしのぎ、3連勝。

終了後「駒の神通力なのか、毎回、駒を持って来ます(笑)」と話すと、

「じゃあ対抗して、この駒で。(笑)」と、谷川先生が出されたのは、

谷川書、熊澤 良尊作の非売品の駒。これも宝石のようでした。

駒の原田 -谷川戦が実現するとは、目が肥えました。

(平成20年9月10日)

 

 

 「敗戦記と駒」

 水曜日は棋王戦、中原十六世名人戦でした。

 二転三転のち、最終盤、一分将棋の中、飛車を切り、角のただ捨てから

作ったような詰めが閃き、わずかに読みきれない部分もあり、

無難に馬を攻防に利かしたらこれがひどいパス。

他のあらゆる変化では攻防手なので、錯覚。

どうも私は、うまい話や劇的な勝利を信じることができない。

本当に作ったような詰み手順を表現出来なくて悔しいが、自分を信じ

切れないのも力のうち。まだまだなのか?それともこれを老いと言うのか?

 翌日、愛知県、豊田市に王位戦第二局を勉強に行く。

やはり、タイトル戦は華があり、将棋が輝いでいる。

 金曜日、駒師、熊澤良尊さんの工房を、阿部八段夫妻と訪問。

気分良く、わくわくしながら勉強できるような駒を何年も探してましたが、

ありましたね、言葉にできないような最高の駒が。家内の許可も得て、購入。

とても親身になって、貴重な時間を割いてくださった熊澤さんには感謝。

あとは、もっと努力して、この駒にふさわしい実力を身に付けないといけません。

(平成20年7月25日)

 

 

 

 「戻りました。」

 淡路島の棋聖戦の立ち会いから戻りました。

前夜祭は230人。解説会も平日にも関わらず、

100人ものファンの方々が来てくださりました。感謝です。

戦いが起こってから終局まで、私は控え室に居なくて、

イベント会場で大盤解説に、子供逹の指導、子供逹に詰め将棋を

出したりして、ずっとファンの方々と熱戦を共有でき、楽しかったです。

佐藤棋聖が勝てば、棋聖戦七連覇のタイ記録なので報道陣も多かったですね。

羽生挑戦者の勝ちで、まだまだ熱戦が見れるのが楽しみです。

ホテルニュー淡路に止まるのは三回目ですが、とても魚とお酒が美味しいく、

そのせいなのか、打ち上げも3時過ぎまで、二十人ほどで呑みっぱなしの

楽しい時間でした。

タイトル戦は、ファンの方々とのふれあい、報道の方々との会話、

最高峰の将棋、勉強材料も刺激も沢山あります、対局者になりたい

気持ちはやまやまですが・・・。

淡路島の熱気、タロウ氏もぜひ一度、見て戴きたいと思います。

関係者の方々には本当に御世話になりました。ありがとうございました。

(平成20年7月3日)

 

 

 

 「淡路島へ。」

 順位戦の開幕戦と王座戦と負けて、元気ない日々でしたが、

日曜日は元奨励会の弟弟子が、将棋のタイトル戦でも有名な料亭、

紫苑の従業員さんとの結婚式と披露宴へ。

とても幸せそうで、こちらも元気になりました。

 今日から棋聖戦第三局の立ち会いと解説で淡路島のホテルニュー淡路へ。

解説会もあります。近郊の方のご来訪お待ちしてます。

淡路島は私も大好きな場所で、もう十回は行ってますね。

昇級の一番など、大きな対局の前は、よく車を走らせて行きました。

温泉も良いですが、やっぱり将棋が気になります。

 それでは行ってきます。

(平成20年7月1日)

 

 

 「雑記とイベントの告知」

 お久しぶりです。先月からざっと振り返ります。
 
 20日に東京へ。翌日、水曜日王座戦、佐藤二冠と対局。
 
 翌木曜日は埼玉県のファンの方々と食事と将棋の10秒将棋であそぶ。

旅行に招待されたり、もう10年の付き合い、いつもお世話になってます。

素晴らしい料理をご馳走さまでした。その日は大野六段邸に泊まる。

 翌金曜日、棋士総会、終了後、日本女子プロ協会から発売された布盤を

手に入れたくて駒込へ、複数の棋士が付き合ってくれました。

 夜に羽田空港から伊丹へ。

 土曜日は三木市の日帰り温泉で疲れをとり、

日曜日は加古川で、稲葉四段の祝賀会。凄い盛大でした。

 次の週は自宅で勉強や研究会、谷川研究会に、阿部さんとVSでした。

 土曜日に山口県岩国市へ。

大変お世話になっている将棋ファンの岡本氏の家に二泊。

この二年で三回、訪ねてます。地元のファンの方々に指導対局したり、

温泉に行ったり、本当にありがとうございました。

月曜日に帰宅。水曜日は早朝の草野球のリーグ戦に出て、夕方から弟子とVS。

 今日木曜日は自宅で雑用と勉強。

 今後の予定は、土曜日に奨励会。

 そして日曜日は芦屋市で市長杯道場対抗戦の審判と指導対局。

他にも多くの棋士が来ますので、多くのファンの方々のご来場をお待ちしてます。

駆け足で振り返りましたが、今年になってから運動不足でいけません。

朝の簡単なストレッチのみで、水曜日の早朝草野球のリーグ戦で全く動けません。

夏に備えて、体力作りを始めるつもりです。

(平成20年6月5日)

 

 

 「成功と失敗」

 10日と11日は松山市へ。
 
 愛媛県の県会議員の先生のチームと将棋連盟の交流で、

まずは草野球の試合だが、雨で中止。

私は今年が初めての参加なのに残念です。

 空いた時間に、坊ちゃん支部の子供達と対局。

去年よりだいぶ強くなってました。子供は上達が早いですね。

 翌日は大街道商店街で子供大会に多面指しと席上対局。

繁華街のど真ん中で緊張しましたが、大熱戦で途中からは盤上以外

見えかなったです。若い人達が足を止めて見てくれたのは、

ハチワンダイバー効果でしょうね。

ハチワンはとても面白く、あらゆる世代が楽しめるドラマですね。

 本題に戻り、松山市のイベントは素晴らしく、関係者の方々が、

本当に将棋が好きで準備してくださってるのがひしひし伝わって来ます。

お世話になりました。ありがとうございました。
 
 18日は研究会仲間の、増田五段の結婚式。

会場に行くと私の席がない。どうやら葉書に出席と欠席を間違えたとの事。

それにしても「おめでとうございます喜んで欠席させていただきます」と

書いていたとは、親族の方が無理に席を開けそうな気配を感じ、

申し訳ないので、帰ることも考えましたが、空いたテーブルがあり、

席を急遽用意してもらう。増田夫妻には晴れの日にご迷惑おかけしました。

失礼致しました。式後の寛大なメールも頂き感謝です。本当恥ずかしい。

披露宴は、会場の皆が楽しめる素晴らしい宴でした。

新婦の友人に若く綺麗な人が多く、独身組と盛り上がってましたが、

新しい出合いはあったのかな?

 明日から対局と棋士総会で東京です、頑張ります。

(平成20年5月19日)

 

 

 「イベントの報告です。」

 色々ありました。 

最近、家内が一戸建てに興味を持ち住宅展示場に何度か足を運びましたが

あまりの高さに断念。モデルハウスハウスが格安で購入出来る抽選に

申し込み 、工場見学で抽選。私は子供の頃からくじ運がないので、

家内が引くと、見事当選!!

 但し家ではなく、数千円の高級肉。うれしいやらがっかりやら。

 週末、舞子で支部名人戦西日本大会の審判として、前夜祭へ。

友人、知人達に 注がれた酒を飲み過ぎふらふらに。

その後はアマチュアの友人達、10名程と夜中 まで将棋三昧。 

翌日も指導対局後、知人と対局、楽しい2日間でした。

 次週は名人戦第二局のNHK衛星放送の解説で堺市へ。

前夜祭では多くのファンの方 々や懐かしい人達と話しました。 

名人戦は敗因不明の大熱戦。大変盛り上がりました。 

解説も初めてでしたが、岩根 忍女流初段が馴れていて、

なんとかこなせました。 先着百人の会場に、1日目は150人、

2日目はなんと340人、多くの方が来てくれま した。感謝です。 

2日目の放送では、立ち会いの山崎七段とのやり取りに会場も

テレビのスタッフ達も大爆笑。かなりの反響でした。

「山崎君有難う。9割はあなたのおかげです。コンビ組めそうですね。」

堀アナウンサーや、NHKのスタッフの方々、制作会社の方々、

朝日、毎日両新聞社 の方々、多くの人達に助けて頂き、

酒を飲みたおした三日間でした。皆様お世話 になりました。 

 連休は家内の実家で、義兄夫婦と義弟夫婦と食事。

棋士の連休も皆さんと同様に家族と過ごすことが多いようです。

連休の半分は仕事なのと、5月からも予定がつまり、

あまりのんびりはできません 。

 駆け足で振り返りましたが、次の土日は松山市の大街道商店街で

イベントに 参加します。関東、関西の棋士が行きますので、

近郊の方はぜひお越しください。

(平成20年5月4日)

 

 

 「弟子に負けぬように。」

  この春から、弟子の斎藤慎太郎(中学三年生)が三段になりまして、

リーグを戦うことになりました。。

師匠共々、応援よろしくお願いいたします。

タロウ氏には弟子の応援コーナーも作成していただき

誠にありがとうございます。弟子共々、感謝してます。

将棋連盟も、今では小中学生の将棋普及に過去にないくらいに力を

入れていますが、当世、一中学生の扱いは慎重にならざるを得ない事情もあり、

タロウ氏と相談の結果、一旦延期させて頂くことになりました。

 改めてタロウ氏には、私のみでなく、弟子も深く感謝致しましたことを

お伝えします。

関西では、谷川先生以来、三十年振りの中学生棋士の誕生に期待がかかり、

盛り上がってきてますが、師匠としては、とにかく健康に幸せに進んで

くれたらと思います。

 最近は弟子に身長は抜かれ、詰め将棋や練習将棋は勝てず、

不甲斐ない状態ですが、せめて情熱と勉強量だけは負けぬように

(結局勝ってないですが。)弟子と競うつもりで進んで行きます。

 今後は師弟共々、ご指導よろしくお願いいたします。

(平成20年4月15日)

 

 

 「イベントの案内など。」

 不甲斐ない一年が終わりました。

 今年度はゼロからというよりマイナスからのスタートです。

才能豊かな若手がどんどん出てきて、ますます厳しい年になりますが、

去年をはるかに越える成績を出さないと生き残れないので、

命懸けの決意で取り組まないといけません。

 毎年春には「あと何年現役を続けられるのかな?」と

不安になりますが、十年前の日記にも、ほとんど同じことを書いてます。

春はいろんなことを考えてしまい、落ち込みやすいので、

外出の機会を増やします。

 先日は劇団四季のオペラ座の怪人を見に行きました。

劇団四季は家内がはまってるのてすが、いまは私もとりつかれてしまい、

オペラ座は二度目、他の作品も素晴らしいのですが、オペラ座は見る度に

考えさせられます。映画のオペラ座もおすすめです。

もう何回みたがわかりませんが、これを語りだすと長いので本題に。

これからの予定は、今月18日から20日まで神戸市で

支部名人戦西日本大会の審判へ。

21日から24日は堺市で名人戦第二局のBS放送解説。

年末の七連敗のせいで、対局がなかなかつきませんがテレビ対局の収録や

王座戦の本選トーナメントが始まりますので、しっかり剣を磨きます。

(平成20年4月7日)

平成19年4月〜平成20年3月

平成18年10月〜平成19年3月